この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第24章 step24十八段目…春
「いやよろけて転んだらやり直しだ。俺が持つから…」

ハルトは意地悪なようで優しい。でも、どんなお仕置きだろう。

「ああ、ハルト…待って…」

「ん…」

置いていかれそうだったけど、また手を差し伸べてくれた。

「何段だ?」

「87段です。」

途中に踊り場のようなスペースがあり、切り株の簡単な椅子と灰皿が用意されていた。

ハルトは煙草に火を着けた。

「こんなもんが用意されてるってことは、まだ半分くらいなんだな。」

「そうかもしれませんね。ワタシ、自分で持ちますから…」

「転がって下まで…
んあ、見えね〜よ。落ちたら大変だろ?」

階段は曲がっているし、真っ直ぐな斜面でもないので、入口の案内板は全く見えなかった。

逆に宿の明かりもまだ見えない。

「すげぇ秘境だな。」

「そ、そうですね。ハルト、テレビで見て決めたんじゃなかったんですか?」

「入口の案内板と、階段を何段か上がるシーンと玄関と料理と風呂…
上手くカットされてたんだな。」

「そ、そうでしょうね。」

「さて、行くぞ。ちゃんと数えろよ。」

「は、はい…」

「今いくつだ?」

「170です。」


「あと少しだ。」


/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ