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***堕散る(おちる)***
第7章 step7一段目
ルリ、もう涙目になってる、襲いたくなるから勘弁してくれよ〜
腹の中で呟き、モニターに目を向けた。
小型のローターはリモコン式だ。
でもアレ振動弱くてアレだけじゃイケないらしいんだよね。
散々煽らせて、イケないって不評の代物…
まぁ勉強の邪魔にならずちょうどいっか、ハハッ
ルリがプリントに取り掛かる。
ご褒美って、何のつもりかな?
5分程経つ、ローターはオフのままだ。
カチッ…
一番弱めのスイッチを入れる。
パワーはないけどスクロール式の強弱スイッチがついていて俺は気に入っている。微妙な加減ができるからね。
ガタッ…
ルリの椅子がなる。
振動音もあまりしないから、聴覚は冒されない。
ルリ、あそこの感覚だけでしっかり感じとってね。
ルリが肩で息をしている。鉛筆は止まったままだ…
やっぱりルリって感度イイのかな?
オフにしてやる。
呼吸を落ち着かせ、鉛筆を動かし始める。
今度は少し長めに間隔をとる。
そろそろ来ないかな?と期待させるのだ。
ルリは俺の視線に気づいていないから、10分目辺りから、チラチラ俺を窺う。
2、3分過ぎた所で、さっきより強くしてやる。