この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第25章 step25 十九段目…卵
背にしている机側に置くとようやくこちらを向いてくれた。

「母と、昨日バースデーケーキを食べました。」

「うん…」

「進路のことを訊かれて、働きたいと言ったんですけど…」

「反対された?」

「反対までではないですが、進学しないのは父親がいない、母1人だから遠慮してるのではないかと、
母自身が学歴や資格がないことで苦労したから、
もう一度考え直すようにと…」

「そっか、普通の親なら心配するよな。説明に行こうか?」

「まだいいです。学校に話すのが夏休み前なのでそれくらいまでには話せれば…」

「そう?俺はいつでもいいよ。」

「はい、でもまだ大丈夫です。」

ワタシは、仕事のためというより、ハルトと一緒にいたいということが母に知れるのが、母に悪いと思ったし、母にハルトとの付き合いを反対されたら困ると考えていた。

ハルトが母への説明をどう考えているのか、
何をどう説明するのかが知りたかったけど、何だか聞ける雰囲気ではなかった。

そして、ハルトが説明すると言ったら、ワタシが悩む必要などないのだとも思ったのだ。

とにかく今ハルトの頭の中は卵のことでいっぱいだ。


/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ