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***堕散る(おちる)***
第27章 step27 二十一段目…初夏
母は準備のことでテンパっているのか、ハルトとどう知り合ったのか?等、聞かれたらどうしようと思っていたことが話題になることはなかった。
あっという間に金曜日、いつも通りに事務所にいく。
「ルリ、ぴよちゃん連れて行って大丈夫かな?」
「連れていくのは大丈夫だと思うけど、放し飼いは無理かも…」
「そうか、支度して出掛けるぞ。」
「へ?」
「ケーキかお菓子を選ぼうと思うんだ。夕飯をご馳走になるのに悪いだろ?
お母さんも甘いもの好きだろ?」
「え、まぁ…」
「だから、選ぶのに出掛けてそのまま行こう。」
「は、はい…」
ハルトとも、何をどうに説明するか話し合ってもいない。たぶんハルトにお任せでいいんだと思っていたけど…
少しは今日、そんな話をしてから向かうのだと思っていた。
「こら、ぴよちゃん、お出かけだぞ。」
そしてぴよちゃんは最近ゲージに入れられるのをちょっと嫌がるようになっていた。
ハルトが巣箱や餌箱をゲージに移すのを見て察知して、ハルトから逃げ回るのだ。
ピイィ…ピイィ…
抗議の鳴き声をあげて、羽根をバタバタさせて机の回りを走り回る。
最初は追ってたハルトも今は追わない。
あっという間に金曜日、いつも通りに事務所にいく。
「ルリ、ぴよちゃん連れて行って大丈夫かな?」
「連れていくのは大丈夫だと思うけど、放し飼いは無理かも…」
「そうか、支度して出掛けるぞ。」
「へ?」
「ケーキかお菓子を選ぼうと思うんだ。夕飯をご馳走になるのに悪いだろ?
お母さんも甘いもの好きだろ?」
「え、まぁ…」
「だから、選ぶのに出掛けてそのまま行こう。」
「は、はい…」
ハルトとも、何をどうに説明するか話し合ってもいない。たぶんハルトにお任せでいいんだと思っていたけど…
少しは今日、そんな話をしてから向かうのだと思っていた。
「こら、ぴよちゃん、お出かけだぞ。」
そしてぴよちゃんは最近ゲージに入れられるのをちょっと嫌がるようになっていた。
ハルトが巣箱や餌箱をゲージに移すのを見て察知して、ハルトから逃げ回るのだ。
ピイィ…ピイィ…
抗議の鳴き声をあげて、羽根をバタバタさせて机の回りを走り回る。
最初は追ってたハルトも今は追わない。