この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第27章 step27 二十一段目…初夏

母を対面にワタシとハルトが並んで席についていた。ハルトが何を言い出すかヒヤヒヤしていた。

「ん…美味しい。今度作ってもらって作り方教わろっと…」

んぐ…

付き合っていること、家に出入りしていることを隠すどころかほのめかす発言に、食事が喉につまる。

母もハルトもワインを飲んでリラックスしているのか、ワタシだけなのか、料理の味もしなかった。

食事中はほとんど料理の話で終わる。

「ごちそうさまでした。」

「うちには男の人がいないから、分量は足りたかしら…」

「ええ、十分満足しましたよ。」

テーブルを片付け珈琲を入れる。紅茶派のうちにはインスタントしかないのだけれど…

「では本題に入らせていただきましょうか…」

母が改まった口調で皮切り、いよいよ話になる。
ワタシが緊張して膝上で拳を握ると、ハルトが気付き、手を重ねてくる。

反対されたらどうしよう…マイナスなことばかり考えていた。

「つかぬことをお伺いしますが、その…娘とハルトさんは付き合っているのですか?」

母からのいきなりの直球に、思わずハルトの方を見てしまった。


/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ