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***堕散る(おちる)***
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
試験…何の試験なんだろう。
最近はあまりなかったけど、ハルトに試されているということはわかった。
でも、仕事とは関係ない。ハルトにまだ信じてもらえていないということだろうか…
『堪えて…
頑張って…』
何を試験されて何が正解なのか、わからなかった。
ハルトがローションをかけて、玩具を着けていく。
外して設置したということは、いかなければいいのか…
目標に置かれた時計が10分を示す。
身体中が熱くなってきた。
汗をかく感じと、中から発熱している感じ…
足りない。
外してつけられた玩具の刺激が足りないと感じたのだ。
『別室で見ているから…』
ベッド以外なにもなく、白一色の部屋…
天井を見渡すとカメラが何台かついていた。
普段仕事でモニターを見ているように、ワタシをどこかで見ているのだろう。
ハルト…
ワタシはカメラをハルトのように見つめ続けた。
時計を見ていても時間が全く進まない気がしてきた。
喉が渇いた。
刺激が足りない。
気持ち良くなって
イッテすっきりしたい。
思いが変わっていることに気づかなかった。