この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第28章 step28 二十二段目…夏休み…入社試験
その人は末っ子に笑ったようにクスリとワタシを笑い近づいてくる。
名前を呼ばれるのを、どこかで待っていたのだろうか、裸で待機していたのだろうか、何も着ていなかった。
「試験の時間は終わったよ。」
ごめんなさい〜
ワタシは名前を呼ばなかったことを悔いて泣いた。
「まだ薬で辛いんだろう。治めてやるよ。」
ハルトがベッドに上がってくる。
サラッと前髪が落ちて、その間から強い視線に射抜かれた。
怒っているのかわからない瞳、おでこと唇にキスされる。
そのまま脚を担がれ貫かれた。
ああっ…
「凄くきつくなってるな。」
ハルトも苦悶の表情になる。申し訳なさと気持ちがあるから、満たされるかと思ったけど、
気持ちいいけどそこまでのような気がした。
「ねぇ、ねぇ、僕たちも交ぜてよ。僕たちのコレ外してよ。」
末っ子がリングを指差し、バタバタと足音をたてる。
「お前たちは、本当に学習能力がないな。
名前は『ルリ』だ。」
「お兄ちゃん、『ルリ』だって、早く鍵出してよ。」
長兄が頭に置かれた時計の裏をくるくる回すと、蓋が外れ、時計の針を取り出した。
名前を呼ばれるのを、どこかで待っていたのだろうか、裸で待機していたのだろうか、何も着ていなかった。
「試験の時間は終わったよ。」
ごめんなさい〜
ワタシは名前を呼ばなかったことを悔いて泣いた。
「まだ薬で辛いんだろう。治めてやるよ。」
ハルトがベッドに上がってくる。
サラッと前髪が落ちて、その間から強い視線に射抜かれた。
怒っているのかわからない瞳、おでこと唇にキスされる。
そのまま脚を担がれ貫かれた。
ああっ…
「凄くきつくなってるな。」
ハルトも苦悶の表情になる。申し訳なさと気持ちがあるから、満たされるかと思ったけど、
気持ちいいけどそこまでのような気がした。
「ねぇ、ねぇ、僕たちも交ぜてよ。僕たちのコレ外してよ。」
末っ子がリングを指差し、バタバタと足音をたてる。
「お前たちは、本当に学習能力がないな。
名前は『ルリ』だ。」
「お兄ちゃん、『ルリ』だって、早く鍵出してよ。」
長兄が頭に置かれた時計の裏をくるくる回すと、蓋が外れ、時計の針を取り出した。