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***堕散る(おちる)***
第29章 step29 二十三段目…再びの秋…実りのとき
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「ハルト…ぴよちゃんは?」
「いいんだ。あいつに邪魔されないようにゲージの中だ。」
「どうしたの?」
「どうしもしない。ルリが抱きたくなっただけだ。」
「そんな、いつもだって…」
「嫌か?俺に抱かれるのが嫌になったか?」
「まさか…そんなことない。」
「じゃあ黙って抱かれろ。」
今日のハルトはおかしい。最近は放課後の短い時間、ぴよちゃんの相手だけで終わることが多く、
それでも肌を合わせることがあっても、
こんなに性急に求めてくることはなかった。
事務所のドアを開けたとたんに、鞄を奪われ、口づけしながら制服を剥がれている。
同時に自分のネクタイを緩め、忙しなく互いの服を剥ぎ取っていくハルト。
何かあったか聞けなくて、ぴよちゃんを引き合いに出したら、さっきのやり取りで、
抱かれるのが嫌なんて思ったこともないのに聞かれて、
こんなに余裕のないハルトを見るのは初めてだった。
あっ…
二人とも一糸纏わぬ姿になり、逃げるわけでもないのに抱きかかえられて、すでにベッドになっているソファーに下ろされた。
「ハルト…ぴよちゃんは?」
「いいんだ。あいつに邪魔されないようにゲージの中だ。」
「どうしたの?」
「どうしもしない。ルリが抱きたくなっただけだ。」
「そんな、いつもだって…」
「嫌か?俺に抱かれるのが嫌になったか?」
「まさか…そんなことない。」
「じゃあ黙って抱かれろ。」
今日のハルトはおかしい。最近は放課後の短い時間、ぴよちゃんの相手だけで終わることが多く、
それでも肌を合わせることがあっても、
こんなに性急に求めてくることはなかった。
事務所のドアを開けたとたんに、鞄を奪われ、口づけしながら制服を剥がれている。
同時に自分のネクタイを緩め、忙しなく互いの服を剥ぎ取っていくハルト。
何かあったか聞けなくて、ぴよちゃんを引き合いに出したら、さっきのやり取りで、
抱かれるのが嫌なんて思ったこともないのに聞かれて、
こんなに余裕のないハルトを見るのは初めてだった。
あっ…
二人とも一糸纏わぬ姿になり、逃げるわけでもないのに抱きかかえられて、すでにベッドになっているソファーに下ろされた。