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***堕散る(おちる)***
第30章 step30 二十四段目…入社式…1階
小一時間が経つ、ルリは自力では立てずに男たちに抱えあげられながら貫かれ続けた。
最初はたまに俺の方を見たり、名前を呼んでいたが、今はただ鳴き続けていた。
アイツを思い出す。顔を思い出せないアイツが男たちに抱かれて獣のように喘いでいたことを…
それでも壊れず、少し間を置けば次の男を漁っていたアイツを…
今のルリは見た目にはアイツと同じだ。
沢山の男に弄ばれて欲に流されていた。
男たちがルリを担ぎ上げてベッドに下ろした。
ルリはビクビクと痙攣を起こして虚ろな目をしている。
「じゃあ次は、俺でいいっすよね?」
ショーラウンジを任せている男が言った。
男はホットタオルでルリの体を拭う。
ルリは少し意識が戻ってきたのか、涙を流していた。
役員たちは特徴を持ち女を抱く。それで新規の女をスカウトする役目を担うものや、新しい事業のノウハウを開発する者、女の育成をする者などで形成されている。
おやっさんとせがれは、ほぼほぼ自己満足に近いところがあるが…
正社員クラスの女が入社した時はこうやって女の研修と役員たちの啓発のため、こうやってある程度の時を過ごすのだ。