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***堕散る(おちる)***
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事

「次は、屋敷の中を案内しよう。」

「ちょっと待ってください。少しお話しがしたいです。」

「ほう、どんな?」

「ワタシは貴方のことを何も知らないです。そして自分がここで何をすればいいのかも。」

「俺が何者か、短期間しかいない君に話す必要はない。
君がここでする仕事もない。君は俺と共に行動する、一緒にいる、それが君の仕事だ。」

「でもさっき、女性を呼んで、一緒にいませんでしたが、」

「一緒の行動をするという意味ではない。側にいてくれればいいんだ。
さっき見てたように、俺がsexしたくなったときに相手するのを仕事にしている者がいる。
俺はそれで十分足りている。」

「ワタシには仕事がないです。」

「一緒にいるというのも、十分な仕事だ。意外に難しいぞ?」

「はい…」

「それとも君がsexしたくなったのか?」

「……いいえ…」

ワタシは嘘をついた。
王様のsexを見て、王様に抱かれたいと思ったはずだ。
スノーから下ろしてもらう時に支えられた、逞しい腕に抱かれたいと…

そして、3人の女性を羨ましいと思ったはずだ。


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