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***堕散る(おちる)***
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事

キューをそのまま真っ直ぐ引いて、引いたままに真っ直ぐ出した。

カツン…

球が転がって当たったけど、真っ直ぐではなかったし勢いがなかった。

「うん、だいぶよくなったけど、意識しすぎて置きにいってる感じだな。」

王様が球を置き直してやってくる。

そして肩を叩かれ、キューを持つ手を握られた。

ワタシの肌はそれだけで粟立ち、王様の感触を受け止めようと敏感に働く。

「弓を引くより軽いせいで体の軸を意識できてない。」

ッンア…

王様が腰を、お臍の裏側辺りを人差し指で突いただけなのに、変な声を出してしまう。

「そう、ここが君の中心、軸だ。」

トントンと軽くタップされるだけなのに、胎内の芯にまで響いた。

ンン…

「それだけ感度が良ければ、センスもいいはずだ。」

王様の手が両手に被せられ、体が密着する。

あっ…また王様が反応している。しっかりとお尻の割れ目に添うように当たっている。

「力はいらないから大振りする必要もない、でも軸を意識して?」

キューを引く動作を一緒に行ったが、ワタシの意識は軸よりも王様の触れる中心にいっていた。

しっかり硬くなり大きく反り返っている…

カコン…


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