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***堕散る(おちる)***
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
最初は王様の性欲処理の為にこのお屋敷に呼ばれたと思っていた。
でも、そうではなかった。
ならば、この身体はハルトだけのものとしていられるはずなのに、
ワタシは王様がどうしたらワタシを抱いてくれるか…
そればかり考えているのだ。
「さあ、支度ができたよ。食べよう。」
っあ、
王様に肩を叩かれただけでビクッとしてしまった。
またsexのことを考えていた。
「は、はい。」
「大丈夫?食欲ない?」
「いえ、大丈夫です。」
今日も食事は豪華で、彩りも鮮やかだった。
「いただきます。」
こんなご馳走を食べる資格などない。
でも、王様を心配させないように、料理や食材の話をしながら食べていった。
「ごちそうさまでした。」
「うん、ちゃんと食べたね。このあとは、予定通りビリヤードの特訓でいい?」
「はい。」
こうして王様とカジノに行った。
「さて、アーチェリーの成果が出るかな?」
王様が白球をポイントに置き、反対側のポイントにもうひとつ球を置いた。
「当ててみて?」
そう言って、ワタシの正面にあたるところに立った。
キューを構えて手元とキューの先と白球、目標の球が一直線になるように意識した。