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***堕散る(おちる)***
第31章 step31 二十五段目…B1階 初仕事
「そう、そういうことだから、準備をよろしく。」
「かしこまりました。」
何がどう準備が必要なのか不安になりつつも、今の状態から抜け出ることは出来なかった。
「ああ、それと、あの者が旦那様に最後の挨拶にお目通りいただきたいと申しておりました。」
「今か?」
「はい、よろしければ…」
「構わぬ、連れてこい。」
執事長はもう一度会釈して部屋を去った。
王様は、ペースを加減してなかなか終わりをくれない。あと少しというところで離れていくのだ。
コンコン…
「失礼します。」
「入れ。」
現れたのはあのメイドだった。しかも全裸で…
彼女はワタシと王様の行為を見て、勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「お世話になりました。私、もっとsexで稼げるところに参ります。」
そう言って、ケタケタと笑い部屋を出ていった。
何が起きているのか、よくわからない。
ワタシも、彼女も…
「彼女は風俗嬢になって稼ぐことにしたらしいよ。
まあ、犬のお前には関係ないことだがな。」
ワタシは、この時は何故と思ったけど、その後彼女のことなど気にもしなくなったのだ。
「さあ、食事までに終わらせなきゃな。」