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***堕散る(おちる)***
第3章 step3初めの一歩

反対の腕も、ただ胸に回されているのではなく、手のひらで胸を包むような形になっていた。

「ルリ、
抵抗しなければ痛くしないしすぐ終わるから…」

ワタシは小さく頷く。

男の内側を擦る手がじわじわと這い上がる。

「ルリ、この中、いいね。」

さっき、口内から引き抜かれた時に見た長い指が、ワタシのショーツの上をなぞり、男はそう言った。

「…えっ、ぃや。」

「下着濡れてるしイヤそうには見えないよ。それに検査だし…」

男の指が下着をくぐり入ってくる。

「ひゃ…ゃめ…て…」

もうワタシの抵抗はきちんとした言葉にならなかった。


彼氏からのメールにルリが涙したことくらいわかっていた。

だけど、わざと俺のせいだなと、とぼけた。

可愛い、いや自分の美しさを知らないルリ。

頭も悪くないだろうに、バカな娘。

いける。俺には手応えがあった。俺に堕ちろ。とことんまで堕としてやろう。

「ルリ、
濡れてるよ?ココ。」

そう言って、下着の中に滑りこませた指で割れ目をなぞる。

「ぃ…や。」

「ルリ、痛いのやだろ?
気持ちイイまま検査してあげるから。」

2本の指で割れ目を開き、手前にある芽を掠める。
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