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***堕散る(おちる)***
第32章 step32 二十六段目 B2階 犬になる

王様はワタシの手首を片方ずつ掴んでワタシを引っ張っていたけど、手首を纏めて掴まれ、片手を胸の下に回してくる。

そして更に上体を引き揚げるような姿勢にされた。

ガラス越しに歓声があがっているのが聞こえる。

露になった胸に視線を感じた。そして王様が出入りする様子も見えているのかもしれない。

顔を背けても這い回る視線は消えることはなかった。

「ユキ、見られて興奮しているだろう。よく締め付けてくる。」

姿勢のせいだと思うけど、王様も深く挿ってくる。

庭師たちに見られながらワタシは快感に包まれた。

ワタシは犬なんだ。
恥ずかしいなど考えなくてもいい。
気持ちいい、気持ちいい…
それだけに包まれていった。


「ユキ、気持ちいいよ。もう我慢できない。」

王様も気持ちいいんだ。

「奥に出してくださいぃ…」

ワタシは真っ白に包まれた。


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