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***堕散る(おちる)***
第32章 step32 二十六段目 B2階 犬になる

奥で出し切れば、その感触にも打ち震え、叫び続けるユキが、オレを抜くと支えを失い地面に突っ伏した。

それを小脇に抱え上げ、チェーンを外し屋敷に戻る。

俺はユキを脇に抱えたまま、足洗いを済ませバスルームに直行した。

廊下には、ユキから溢れ落ちる白濁を、拭うためのメイドが何人もかしづいて待機していた。

これで3日もすれば犬になるだろう。
俺はユキを甘く見ていた。


3日後、ユキを試す為に大量の水分を飲ませて庭に出る。

毎日ユキを抱いて楽しむ庭師たちに、今日は放置するよう命じてあった。

ユキに乗馬の間、待っているように言い、チェーンも繋がず放置しておく。

犬になっていれば、人前でも排泄するだろう。
それで試すつもりだった。

チョコレートとスノーの相手に少し没頭している間にユキが居なくなっていた。

慌てて屋敷に戻ると、ユキは膝立ちになり、ドアノブを回しているところだった。

ガラス扉にいたメイドによれば、言葉は発することなく、屋敷にかけ上がろうとするユキを引き留めて何とか足洗いを済ませたということだった。

「ユキ…お前の前足はずいぶん器用だな。」

ウゥッ…


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