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***堕散る(おちる)***
第32章 step32 二十六段目 B2階 犬になる

「あっしのもしゃぶってくれたら水をやろう。」

老人が取り出したモノは酷く匂い、先端が薄汚れていた。

ワタシは顔を近づけるのも嫌だった。

「ほら、水が飲みたいんだろう?」

腰に下げていたペットボトルを開けて、老人がそれに水を掛ける。

ポタポタと地面に零れる水を見たら、渇きに堪えられなくなり、ワタシはそれをくわえた。

おおうぅ…気持ちいいのぉ…

老人は声を出して喜び、また水を掛ける。
ワタシは次第に抵抗を感じなくなっていた。

「お客人は喉が潤せる。あっしはチンポが綺麗になって、しかも気持ちいい。一石三鳥だのぅ。」

ジュプッ…ジュプッ…

ううぅっ…そんなにしたら…あああぁ…

老人はさほど保たずに射精する。その臭いさえ酷い気がしたのでさっさと飲み下した。

「ほれ、水を飲ませてやろう。」

老人がペットボトルをあてがってくれてワタシは水を飲み切った。

「お前、捨てられたんなら、あっしが飼ってやろう。
ほれ、ついておいで…」

ワタシは捨てられてしまったんだ。

ついていくと途中でリードが足りなくなり進めない。

ワンワン…

「ああ、こんな首輪はあっしのところじゃいらないさ。」


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