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***堕散る(おちる)***
第36章 step36 三十段目 地上階1F
「もう、グチョグチョだね。濡らす必要もない。」
シーツにまで垂れる蜜をペロリと舐めとり、足を肩に乗せたまま、上体を起こした。
「挿れるよ?」
自身に蜜をまぶして聞けば、コクコクと頷いた。
自分の形に変えながら割り拓いていく、ゾクリとする程の快感が、切っ先から全身に広がっていく。
道具を使ったり、散々イカせてグチャグチャになったりしてからルリを何度も抱いてきた。
そもそも、女なんて欲の捌け口という道具そのものだと考えていた。
ルリは嫌がっていたが、道具に道具を使って何処が悪い?、そのくらいに考えていた。
ルリを失って、道具ではない、ルリそのものを欲しいと願っている今、
肉と肉を、身体を直接繋げるこの行為が、どれほど重要なのかわかってきた。
だからもう道具は使わない、俺だけで感じて…
ルリだけに感じさせてもらいたい。
ご馳走を味わうように、ゆっくりと切っ先を進めていく…
その敏感な部分がルリの肉襞の一つ一つに撫でられて締め付けられていく…
手と手を繋ぐように、互いの感触を味わい分かち合いながら繋がっていった。
っく…はぁっ…全部…挿ったよ…
っはぁン…ハルト…おっきぃっ…