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***堕散る(おちる)***
第8章 step8二段目…視覚
あ、考えて返事した気になってた…ハルトまた怒ってる。

「あっ、一応一回です」

「一応?ってなんだ?
数えない分とか、1日は一回とカウントするとか、
高校生ルールがあんのか?」

やたら高校生にこだわるなぁハルト…

「一回は一回です。」

「ふぅん、スゲーんだな…リュウってやつ」

「あの…一応って、いきなりされて痛いだけで終わって、数えていいのか迷っただけで…
ハルトとは逆にどこからどこまでを一回と数えるんですか?」

「はぁ?知らね〜よ…
別にリュウのsexどうだったかなんて聞いてねぇし…」

「ハルト…もしかして
ヤキモチやいてくれてるんですか?」

ブッ…

ハルトが珈琲を噴いた。
急いでタオルを取ってくる。

ルリが跪き、珈琲を拭う…

「ルリ…お前のその能天気なミソどうなってんの?」

「えっ…」

「リュウとヤッたルリなんて興味ないし


間を置いて喋ってるだけで泣きそうな顔しやがる…

「あっ…
過去なんて関係ないって意味だけど?
今は全部俺のモノなんだからいいだろ?ってこと」

一気に顔が晴れる。

「でもさっきから、スーパーとか、高校生だの、リュウの名前も」

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