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***堕散る(おちる)***
第9章 step9三段目…視覚(2)
リサからの臭いは、視覚情報しか与えないモニターを通して、俺を不快にさせた…

そしてリサに検査を進めていけば、ルリが検査役を買ってでるだろうと踏んでいた。

嫉妬、独占欲…

ルリ、今日のレッスンは疑似体験だよ…

どう堕ちるか楽しみだね…

ルリは俺がしたように、椅子ごとリサに跨がり口に指を入れる。

「ルリ、俺も確認しなきゃだから、見えるようにしてね。」

こう言ってルリの視覚と俺の視覚は同期していることを伝える…
ルリは数日前の自分と俺の両役を体感する。

ルリがリサの顎を支え口内を検査するだけで、リサが上気しているのがわかる…

ルリ…、伝えていなかったけど、リサは男がダメなだけじゃなく、女が好きなんだよ。

それは最後まで教えないけどね…

俺になったつもりで、男としてリサを相手してやってくれ…

「ルリ…どう?」

「何もないです。」

ルリは唾液で濡れた指の扱いに困り、掻き回したままだ…

「リサ、自分が汚したルリの指、綺麗にしなきゃだろ?」

リサは恍惚の表情でルリの指の唾液を吸い取る。

ビクンッ…

驚きながら指を抜くルリ…

「ルリ…次の検査もできるの?」

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