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***堕散る(おちる)***
第3章 step3初めの一歩

俺は立ち上がりながら言う。


男が立ち、ワタシは男のぬくもりが去ったのを感じた。

脱ぐ?もう訳がわからない…

返事をしないことにした。

「ルリだけじゃ可哀想だから俺も付き合うよ。」

スーツの上着を椅子にかける男。

後ろ向きになりシャツのボタンを外す。

バサッ…

男の香水の香りが鼻をくすぐる。
男の背中に視線がいってしまった。

背中の筋肉、やせ形だと思った男は、程よい筋肉質の体付きだった。
こちらに向かってくる男の体に見入ってしまう。

「ルリの番ね。」

ワタシは引き上げられて立つ。

「スカート脱いで…」

ワタシは動けない。

「ルリ?」

クイッ…

ロープで急かされる。

ワタシは後ろに回された手でモゾモゾとホックとファスナーをいじる。

でも、無理。


「ルーリちゃん?」

ロープを強く引く。

バサッ…

スカートが落ちる。
ルリは隠そうと屈む。


ぷるん、乳房が揺れる。

ああイイ眺め。


「ルリ、もう焦らされんのヤダからさ、

脱がしっこね。」

俺はスラックスのベルトを外し近づく。

ルリの手錠を片方外し、スラックスに手をかけさせる。

「はいっ…」



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