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***堕散る(おちる)***
第10章 step10四段目…視覚(3)
隣駅で降りてファミレスに入る。一番奥のコーナーを利用した半円のソファーの席に着き並んで座る。
昼時で結構店は混んでいた。

メニューを見ながら、ハルトがワタシのスカートの上から太ももを撫でる。ワタシは俯いて小声で「ハルトっ」 止めてもらいたくて声をかける。

ハルトはワタシの耳に唇をつけ、

「周りは自分たちのことでいっぱいだよ。ルリが普通にしてれば気付かれないさ。
ルリに少しでも触れていたい。」

囁いてきた。

ワタシは下着をつけていない。ハルトに言われて、余計に周りの視線を意識する。
確かに、ワタシ達を見ている人はいない。
でも、見られているように思えてしまう。

ハルトに触れていたいと言われて、止めることができなかった。

ハルトの囁きが、耳にかかる熱い吐息が、ワタシの体に熱を持たせる。

「ルリ、注文決まった?」

ハルトは何事もなさそうに話してくるが、
テーブルの下でハルトの手はワタシの内腿を撫で、脚を開かせた。

「決まりました…」

ワタシは顔を上げられない。
ハルトがベルを押し、

「普通にしなきゃバレちゃうよ…
ルリがノーパンで見られて感じる変態だってこと。」
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