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***堕散る(おちる)***
第10章 step10四段目…視覚(3)
脚をさらに開かされ、肩幅以上に開いているが、ワタシはハルトを止められなかった。

「おやっさんに拾われた時、俺最悪だったんだよね…」

反対の脚にまで手は伸びてきたが、ハルトが自分の話を始めたので、黙って聞く。ワタシはハルトの顔を見ていた。

「1日中、窓もない店に閉じ込められてたからね。
青白い病人みたいだったっておやっさんは言ってたよ。」

オーダーを取りに女性店員がくる。
ハルトが注文する。

「ルリは?」

ルリに注文をさせるよう促し、店員がルリを見たところで玩具のスイッチを入れる。

ルリの脚に力が入るのが分かり、俺は更に脚を開く。

「かっ、カルボナーラで…」

「ご注文を繰り返させて頂きます。…

店員がオーダーを確認する間もスイッチを入れたまま腿の愛撫を続ける。

ルリが桜色になり始める。

…とカルボナーラでよろしいですか?」

ルリは声も出せず、コクリと頷いた。

店員が向きを変えたのを見てスイッチを切り話を続ける。

「俺さ、店の部屋に繋がれて暮らしてたの…」

ルリは俯いて文句でも言おうとしていただろうが、驚いて俺を見上げる。

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