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***堕散る(おちる)***
第10章 step10四段目…視覚(3)
ワタシが強く握れば、握り返してくれる。
もう1周アタシたちは散歩する。
緑に生い茂る桜…
「これ桜の木なんだ〜
春に来たら綺麗だろうなぁ」
ハルトがそんなことを言う。なんだか珍しく感じる。
「春に来ますか?」
春まで一緒にいたい。そう想いを込めてきく。
「そうだね…
満開の桜、ヒラヒラと舞う桜の花びらの中で
桜色に染まるルリを抱いたら綺麗だろうなぁ」
ハルトが緑の葉を見上げながら言う。
やはりハルトの言うことは変だ。
でも、ハルトと春まで一緒にいたい。
ワタシは微笑んだ。
もう1周アタシたちは散歩する。
緑に生い茂る桜…
「これ桜の木なんだ〜
春に来たら綺麗だろうなぁ」
ハルトがそんなことを言う。なんだか珍しく感じる。
「春に来ますか?」
春まで一緒にいたい。そう想いを込めてきく。
「そうだね…
満開の桜、ヒラヒラと舞う桜の花びらの中で
桜色に染まるルリを抱いたら綺麗だろうなぁ」
ハルトが緑の葉を見上げながら言う。
やはりハルトの言うことは変だ。
でも、ハルトと春まで一緒にいたい。
ワタシは微笑んだ。