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***堕散る(おちる)***
第12章 step12六段目…視覚(5)
サナエさんがリサさんの頬を撫でて起こし、チェーンを男性に渡す。

『さあ、再び、【リー】が皆様の周りにお邪魔します。

使用前、使用後を、とくとご確認ください。』

アナウンスが流れる。


サナエさんは、鏡の箱に脚を組んで腰掛け、煙草をふかしていた。



リサさんがふらふらしながら這う。テーブルにくると歓声をあげる客…


ワタシがこれに耐えられないのをハルトはわかっているのか、
また飲み物を頼んでくれた。


「大丈夫なんでしょうか…」

ワタシはリサさんが心配で呟く。

「また、ここには止まらないようにするけど、見てごらん。
多分彼女は喜んでいると思うよ…」

ハルトが答えた。


しばらくして、また後ろのテーブルにリサさんがきた。

後ろの客はどうもしつこく絡むのが好きなようだ。

男性にガラスの玩具をもらって、リサさんに入れて覗いて騒いでいた。


リサさんがテーブルにきた。白濁が腿を伝い這っている。
陰部を剥き出しにして痛々しいが、表情は穏やかでまだ快感の余韻に浸っているようだ。
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