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***堕散る(おちる)***
第13章 step13七段目…休日二日目
賭けをしようとおやっさんは言った。

普段なら、そんな遊びに乗るのだが、何故か気が乗らなかった。

ルリに状況を説明した。
本来なら、全く話さないこと、

だからおやっさんのところまで連れていく時も詳しく話さなかった。

なのに、今、何故説明した?

わからない…
逃げるチャンスを与えた自分もわからないし、
返事を今聞かなかったことも…


faxやPCで届いた仕事に手を付けたが、身が入らずやめる。
強い酒をあおり、ベッドに体を放り投げた。









ピンポーン…

ピンポーン…

寝ぼけた頭が何の音か理解するのに、しばらく時間がかかる。


インターホンの画面も確認せず、ロックを解除する。


しばらくして

ピンポーン…

ピンポーン…

玄関のベルがなる。



「どうぞ」

また画面も見ずに声をかけた。

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