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***堕散る(おちる)***
第3章 step3初めの一歩
「ルリ、あいにくシャワーなんてないからさ、これ使って。」
お湯で絞ったタオルを渡す。
「珈琲淹れたからさ、身仕度しなよ。」
カーテンで仕切られた狭い給湯室に入る。
男がカーテンの向こうに行ったのを見て、ワタシはタオルで体を拭う。
拭うと男に与えられた刺激が蘇る。
そして服を着る。
どうしてこうなったのか、
また彼氏と男のsexを比べていた。
考えていると…
「ルリ、まだ?珈琲入ったけど。」
男の声にハッとする。
「すみません、支度しました。」
男が出てきて部屋の中は珈琲の香りで満たされる。
珈琲を飲む。
「ルリ、赤ちゃんできないよね?
大丈夫な日?」
アタシは茫然とする…
「ヤッちゃった俺が言うの変だけど、
女の子は自分を大事にしなきゃ、
簡単に体開いちゃだめだよね。
薬あげるから使いな。
真っ直ぐ家に帰って、シャワー浴びて俺がしたみたいに中綺麗にしたら、
これをなるべく奥に入れるんだよ。そしたら残ってるオレ殺せるから。」
薬をルリに渡す。
「ルリにはイイ思いさせてもらったから、今回は許してあげる。」
書類を破りポケットに入れる。
ルリは頷いた。