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***堕散る(おちる)***
第4章 step4踊り場
ワタシは水色のシンプルなブラウスにクリーム色のフレアスカートを選んだ。
時間に遅れないように、早めに家を出る。
待ち合わせの喫茶店に着く。ハルトさんは、もう着いていてアタシを見つけると呼んでくれた。
「すみません。お休みなのに、」
「いや、暇でゴロゴロしてるだけだからルリと会えて良かったよ。」
大人だからかな、ワタシに合わせてくれて…
「ルリ昼飯食べた?俺、朝飯もまだ、なんか食べて出かけようか。」
メニューを渡される。
どれにするか迷う。
「ルリ決まった?」
「まだです。
あの…ハルトさんと同じで良いです。」
「ハルトさん…かぁ、名前覚えててくれたんだ。」
ハルトさんが注文する。
待っている間に、薬のこと、家族に叱られてないか等聞かれた。
食事の間、
「リュウ君は?」
「えっ」
「あのあと連絡とった?」
「あ…あの、今日会えないって…」
言いにくそうなルリ。
「もしかして、それで暇になったから、電話した?」
「えっ…違っ、あの」
「暇潰しかぁ。」
「ごめんなさい…でも、そんな…」
「ルリ、いいよ。俺だって暇潰しみたいなもの、
あのさ、ルリ、今日は恋人ってことでどう?」