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***堕散る(おちる)***
第16章 step16十段目…二人きりの休日
質問攻撃が始まった。

サラダで余った胡瓜を見つけ、

「これは何になるの?」

「余りです。」

「使わないなら欲しい…」

「味噌つけてかじりますか?」

「いや、塩味にする。」

塩を出したけど、

「後で食べる…」

シンクで丁寧に洗ってお皿に置いていた…

「ねぇ、俺にも出来ることない?」

やっぱりそうなるよね…
笑いをこらえた。

「卵割ったことあります?」

「たぶん。」

持ち方が既に可笑しいので、ボールに割って見せる。

コンコン…グシャッ…あっ

入った殻を取り出す。

「もう1つもやってみていい?」

「はい」

コンコン…パカッ…

「黄身が潰れた。」

「混ぜるから大丈夫です。」

混ぜるのを見せて箸を渡す。

フンフン歌いながら混ぜていた…

下ごしらえを終えて焼売を包み始める。

「やりたい…」

何個か挑戦したけど、皮が破れたり、広がって形にならないので断念していた…

「ハルト…グリンピース埋めるのやってもらえます?」

出来上がった焼売を持ち、グリンピースを埋めるのを見せる。
実はわざとハルトの仕事に残して置いたのだけど…

「やる…」

片手で包んで持って埋める…

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