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***堕散る(おちる)***
第16章 step16十段目…二人きりの休日
まだカリまで入れてないのにルリが悦ぶ。
それでもじわじわと腰を引っ張る。

ハルト〜全部入れて?

ルリが腰を揺らして、ねだる。

「だめ…ご馳走はゆっくり味わわなきゃ、お互いに…」

全神経が先端の1カ所に集まる。ナカもオレを呼びこもうとうねる…
2、3分掛けただろうか、
ようやく全てがルリのナカに収まる。

はぁぁぁ〜

ルリが歓喜の吐息を漏らす。

倒していたルリの上体を起こす。

ぅあっ

ほんの少し奥に力が入っただけで、ナカがうねる。

耳朶を食み、

「そんなにコレ好き?」

自身に力を入れナカで振る。

「っ好き…でも、そこだけじゃない…
ハルトの全部が好き…」

会話に合わせルリのナカがざわめく…

「俺も、ルリのこと嫌いじゃない…」

「なんともない?
ワタシのことなんとも思わない?」

「いや、大事…全部好き…でも、わからない…ルリを好きって言っていいのかわからない…」

十分だった…ハルトにそこまで言われれば…十分だ。

「わからなくてもいいです。ずっと一緒にいて、いっぱいお互いを思えれば…」
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