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***堕散る(おちる)***
第16章 step16十段目…二人きりの休日
「でも…」

「ん…」

「途中から気持ち良くなって、気持ちいいのが怖くなるほどになって…」

「うん…」

「最後には…
オシッコでちゃうのも…止められるのも…気持ち良くて…
訳が判らなくなっちゃいました…」

「そっか、善かったんだ。」

「トイレに行く度に、思い出しそうで、怖い…
その度にハルトが欲しくなったら、どうします?」

可愛いことを言う。

「じゃあ…
俺といない時は、トイレ我慢すれば?」

「えっ?」

ハルトが本気で言ってるのか、つい後ろを振り向いた。

ハルトがフッと笑みを浮かべて、悪戯の笑みでなく、嬉しそうに見えたけど…

良く見る間もなく口づけされ、ワタシは瞼を閉じた。

優しく口づけが離れた後、

「トイレの度に思い出されるのは嬉しいかな…
その度に発情して、誰かに抱かれてたら嫌だな…」

ハルトは、好きだの愛してるだの言わない。
解らないから言わないと、はっきりしている。

そのハルトが直接的な言葉で言ってること…好きだと言われたのと同じだ。

「またシテみたいと思う?」

「わからないけど…ハルトだけで感じられなくなってしまったら嫌なんです…」

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