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***堕散る(おちる)***
第18章 step18十二段目…夏休み後半
ピクン…

ルリの体が動き、まばたきする。

「ハルト?」

まず俺を探す。

「ここにいるよ…」

アッ…

ルリが起き上がる。
体を隠すことはしなくなった。
そのまま俺に近づいてくる。

キスをしようとするので、うがいをして珈琲を入れてくるように言う。

裸のまま給湯室に向かうルリ…
ナカから出てきた白濁が太ももを伝っているが、ルリはそのまま歩く。

俺流の生活スタイルがルリの体に染み着いてきたことに満足する。

ハルトがワタシのしたいことを訊いてきた。
ハルトに目隠しと拘束をお願いした。

ハルトも闇のなかでワタシが分かるほどに、ワタシをハルトに覚えて欲しい…
ハルトがくれるのでなく、ワタシがハルトに快感を与えたかった。

目隠しをして、闇のなかでワタシを待つハルトを愛おしく思う。

自身を口に含んで欲しいと言葉にするハルト。
そう、ワタシを欲して欲しかった。

見えないハルトの代わりにワタシは恥じらいを捨てる。それを受け入れてくれるハルトが嬉しかった。

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