この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第19章 step19十三段目…始業式
怖い…
声に出さなきゃ…
手足が震えてしまうが、痴漢だと叫ばなきゃ…
そう思ってる内に、2つの手にお尻を揉まれる。
右側に左手、左側に右手…やっぱり何人か痴漢がいる。
顔を上げて叫ぼうとすると、前に立っている人の携帯の画面が、不自然にアタシの方に向けられていた。
『気づいたら、まばたきで返事して。
はい…まばたき2回
いいえ…まばたき1回
意味がわかった?』
その画面がワタシへのメッセージだとわかった。
ワタシは、まばたきを2回する。
ニュースで痴漢に気づいた周りの人が携帯の画面でメッセージのやりとりをして助けてくれた…というのを思い出した。
きっとこの人もそうだろう。
携帯画面が他の、痴漢の視界に入らないように、ワタシのお腹の辺りに来た。
そんな間にも2つの手は、スカートがずり上がるくらい好き勝手にお尻を撫で、揉んでくる。
『あなた痴漢されてる?』
急いでまばたきを2回する。
もうスカートは捲れ、パンティから揉まれていた。
『俺にくっつくようにして。』
ワタシは前の男性にくっつく。背が高くどんな人かもわからない。
でも今見上げるのは不自然だ。
声に出さなきゃ…
手足が震えてしまうが、痴漢だと叫ばなきゃ…
そう思ってる内に、2つの手にお尻を揉まれる。
右側に左手、左側に右手…やっぱり何人か痴漢がいる。
顔を上げて叫ぼうとすると、前に立っている人の携帯の画面が、不自然にアタシの方に向けられていた。
『気づいたら、まばたきで返事して。
はい…まばたき2回
いいえ…まばたき1回
意味がわかった?』
その画面がワタシへのメッセージだとわかった。
ワタシは、まばたきを2回する。
ニュースで痴漢に気づいた周りの人が携帯の画面でメッセージのやりとりをして助けてくれた…というのを思い出した。
きっとこの人もそうだろう。
携帯画面が他の、痴漢の視界に入らないように、ワタシのお腹の辺りに来た。
そんな間にも2つの手は、スカートがずり上がるくらい好き勝手にお尻を撫で、揉んでくる。
『あなた痴漢されてる?』
急いでまばたきを2回する。
もうスカートは捲れ、パンティから揉まれていた。
『俺にくっつくようにして。』
ワタシは前の男性にくっつく。背が高くどんな人かもわからない。
でも今見上げるのは不自然だ。