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***堕散る(おちる)***
第6章 step6再スタート
「ワタシ…、ハルトの欲しい女になって、
ハルトが必要だと思える女になって、
ハルトの役に立つ女になる。
ずっと一緒にいて、ハルトが好きとか恋しいとか愛しいって、わかるようになるまで、
ワタシ、ハルトと一緒にいたい。
一緒にいてもいいですか?」
こいつ、やっぱりバカなんじゃないか?
自分の言ってることわかってるんだろうか…
俺の役に立つ女って…
俺の為に人形になりカラダを捧げるってことだぜ?
「ルリ、俺の役に立てるの?俺の為に何でもするの?」
「はい、何でもします。
ワタシをずっとそばに居させてください。
ワタシ…ハルトが人を愛してるって心を取り戻すまで、ずっと一緒に居させてください。」
バカな女が現れたもんだ。
自分を生け贄にする女。
この若さで生け贄になるなら、使い途も一杯あるな。
「ルリが飽きるまで一緒に居ればいいよ。
俺が嫌になったら離れていけばいい。」
ルリの口づけが首筋に降りる。
指が俺の鼓動を確かめる。
俺はじっと動かずにいた。
「ハルト、さっき、ワタシだけイってしまったんでしょ?
ハルト…イってないんでしょ?」
「ああ…」