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***堕散る(おちる)***
第20章 20章 step20十四段目…秋
潮と射精が同時に溢れ、ルリはビクビク震えて呼吸を忘れる。

生理的な痙攣のナカを発射しながら往復させる。

「最高ルリっ…俺も溶けそう…」

ガクガクッ…

強く震えた後ルリの全身が弛緩する。

また意識飛ばしたなっ…ルリっ…まだまだ俺は足りないよ…

聞こえてないルリをキツく抱き締めて空になっても腰を振る。

無反応となった人形を抱き締めたまま俺も脱力した。


温かい安らかな時間
この温もりに包まれる幸せ…

今日は泊まれるルリとなら少し微睡んでもいいか…


逃げないように抱き留めて眠りに落ちた。






体が動かない。

目が覚めて、体の自由が奪われていることを知る。

また、ハルトかな…

そんな風に考えた。

少しずつ寝ぼけた頭が覚醒し、体を見ると銀の光る糸に閉じ込められている。

蜘蛛の糸…
ハルトが用意できるはずがない。
本物の蜘蛛の糸だ。

それなら、簡単に千切れるじゃない。
でもワタシが非力になったのか、糸が実はワイヤーなのか、力を入れてもびくともしない。

ゴォン、ブゥン

括られた体ごと揺れ、貼り付いた背にある何かごと揺れる。

ハルト…ふざけないで


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