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***堕散る(おちる)***
第21章 step21十五段目…愁秋
約束通り左に痛みが走る。右側を狙われてると身構えた分、痛みの強さを想像できる分、先程より数倍痛く感じた。

ジンジン痺れる中、お尻を触れるか触れないかの加減でなぞられる。

ファア…次は右を…右をぶってぇ…

「お望みならば…」

バシィィィン…

ウグッ…痛いぃ…ッハァ…ッハァ…

「二回だったんですけどね…
頼まれたら余計に叩いてしまいました。」

へっ…ゥゥゥ…

「アイツの名前を出したのは二回だったんですよ。
お尻、真っ赤に腫れてしまいましたね。
舐めてなおしましょうね。」

ペロン…レロレロ…

ゥアア…ンハァアア…

「気持ちいいでしょう。」

舐めたところに息を吹き掛けられ、冷たく感じる。

ファアアア…アアアア…

ペロン…レロレロ…フゥウ〜

ンハァ…ッハァ…イィッ…

おじさまのねちっこさに通じる。騙されて、ほだされて堕とされていく。

ワタシは敗北感と屈辱に折られていく。

もっと舐めて、息を吹き掛けて欲しい。
言い出せずにギリギリと縄を鳴らした。

「縄も気に入ったようですね。」

腰回りの縄がググッと引き上げられる。
ずれて打たれたところに食い込み痛みが呼び戻される。

痛いぃ…違ぅ…舐めて…息を吹き掛けて…

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