この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第22章 step22十六段目…初冬
「ねぇ…ルリ船に乗ったことある?」

「遊覧船なら」

「へぇ…」

「学校の旅行ですけどね。
ハルトはもしかして初めてですか?」

「ああ…海の風って気持ちいいな。」

それならば、はしゃぐのもわかる。

デッキのへりに寄っ掛かり、海を覗いたり、空を見上げるハルトを愛おしく思う。

ハルトに並んでそっと腕を組んだ。

「自分の船とかあったらいいだろうな。」

ハルトなら実現するかもしれない。
欲しいと思ったら実現させる。すぐにでも行動しそうだ。

また、運航して別のところに到着するとのアナウンスが入り、船内に戻った。

「ハルト、仕事ばかりで、自分の為に遊んだことないんじゃないですか?」

思ったことを口にした。

「そうかもね。遊ぶとか考えたことがなかった。
ルリと会ってからだね。仕事以外のことに興味持ったの…」

ゆったりとした時間、自分の時間を持つことが許されなかったハルトには、その過ごし方がわからなかったのかも知れない。

船の到着場は公園に続いていた。木々の葉は落ちてしまい寒そうだ。

「ここにはブランコないね。」

二人の格好でブランコを漕いだら凄く目立つだろう。

/1776ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ