この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第6章 step6再スタート
ルリは首を横に振る。
「ハルトさん、
一緒に居てもいいって、言ったじゃないですか…
ワタシじゃダメですか?」
まあ試して言ってみた所もあったが、ルリがそんな風に言ってくるとは思わなかった。
「ルリ、いいの?
俺はずっと愛なんてわからないと思うよ。」
「一緒に居させてもらえばいいです。」
「わかった。
ルリが気が向くとき仕事場にくればいいよ。
とりあえず明日は仕事だからさ、勉強道具持っておいでよ。
制服で来ていいから…」
ルリが嬉しそうに頷く。
「ここ出たら、くっついては歩けないよ。
駅まで送るから、」
ルリに口づけする。
生け贄にキスくらいしてやってもいいだろう。