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***堕散る(おちる)***
第22章 step22十六段目…初冬
「`そう´、じゃなくて美味しいから。」

お風呂に浸かるとハルトは思い出して水鉄砲をする。

「もう、おっぱいばかり狙わないでください。」

「いいじゃん、減らないし面白いんだから…
他になんか遊びある?」

ワタシは脱衣場からタオルを持ってきた。

空気を溜めて、湯船に入れて潰す。

気泡がポコポコと浮いてくる。

ハルトが真似をする。

「う〜ん」

突然乳房をわしづかみされる。

きゃあ…

「感触はこっちのほうがいいよ。」

ダメ…

「俺のだから好きに触る。」

「ケーキ飾り付けしてご飯作らなきゃ…」

「いいじゃん。」

ハルトの手はやわやわと動いたまま離れない。

「だ、ダメ…」

「なんで?」

「シタクなっちゃうから」

「すればいいじゃん。」

「シタら寝ちゃうから、ちゃんとご飯作って、ケーキでお誕生日お祝いしたいから…」

「わかった。じゃあ早く支度して、ケーキ食べてスル。」

ザバァ…

ハルトが湯船から上がりワタシを引っ張り出す。

そんなにシタいの?
ワタシはハルトが亀ゼリーを気に入って、お取り寄せしたいとか言い出さなくて良かったと思った。

「ルリ、早くケーキ作るよ?」


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