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***堕散る(おちる)***
第22章 step22十六段目…初冬
「気持ち良かった〜」

ハルトが落ち着くと上体を少し上げてあちこちにキスしてきた。

ワタシを起こしてくれて、ソファーの縁に座った体勢になる。

「さあ、夕飯は何?」

んぁああ…ハルト…深くきて…んはぁ…

ルリはこの駅弁の体勢を嫌がる。わかっててキッチンまでこれでいく。

「ねぇ…これ、なんで嫌?」

「んはぁ…深くきて…子供みたいに…抱っこされてる…のに…エッチで…逃げられなくて…恥ずかしい…」

んぁああ…衝かないで…そんなに…激し…いんん…

ズチュ…ズチュ…

「それって、ルリが恥ずかしいってだけで気持ちいいんじゃん。」

ああああん…

ズルリ…

抜いてキッチンに立たせてやる。

はぁ…はぁ…

ルリは一生懸命息を整えていた。

「さあ、夕飯の支度しよ?」

中途半端なまま、悶々と支度して、食事すればいい。

「で、夕飯は何?」

「す…すき焼きです。」

「おお、いいね。」

ルリは震えながら冷蔵庫から材料を出し始めた。

まな板と包丁を2セットずつ出して並べる。

ルリが具材を切るのを真似て、隣で切っていく。

「二人でやると準備も早いですね。」

「おう。」

テーブルにセットして席につく。
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