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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬

真偽のほどは定かではないが、トーマス二世に取り入って寵姫となったカトリーヌは今度は自分を可愛がってくれた王妃を毒殺したといわれている。彼女の色香に溺れた国王は彼女を王妃に立てようとしたが、廷臣たちの猛反対に遭い実現しなかった。
数年後、トーマス二世が急逝する。壮健そのものであった国王の死因は実のところ、毒を飲まされたせいであった。ここからカトリーヌの独断場が始まった。カトリーヌはあろうことかトーマス二世の息子、皇太子アーサーと深間になり、共謀してトーマス二世を謀殺したのである。
数年後、トーマス二世が急逝する。壮健そのものであった国王の死因は実のところ、毒を飲まされたせいであった。ここからカトリーヌの独断場が始まった。カトリーヌはあろうことかトーマス二世の息子、皇太子アーサーと深間になり、共謀してトーマス二世を謀殺したのである。

