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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第2章 王子の嫉妬

「だが、幾ら国王夫妻以外は表に出ないといっても、仮にも一国の皇太子だぞ? その気になって探せばネットとかで画像を見る機会はあるだろう?」
「私、興味ないもの」
「何だって?」
トーマスの声が裏返った。
ロザリナは不思議に思いながら、トーマスを見た。
「だって、日本の皇族ならともかく、外国の王族よ? 私は確かにこの国が好きで、色々と興味を持って研究しているけど、それはあくまでも過去、つまりは歴史であって、今の王室や王族に興味があるわけではないの」
「私、興味ないもの」
「何だって?」
トーマスの声が裏返った。
ロザリナは不思議に思いながら、トーマスを見た。
「だって、日本の皇族ならともかく、外国の王族よ? 私は確かにこの国が好きで、色々と興味を持って研究しているけど、それはあくまでも過去、つまりは歴史であって、今の王室や王族に興味があるわけではないの」

