この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「アーサー殿下」
慌てて椅子から立ち上がろうとするのを制し、彼は気軽に隣の椅子を引いて座った。
「先日は失礼しました」
とりあえず、トーマスが失礼な態度を取ったことを謝っておく。
アーサー王子は笑った。
「別に気にしてないよ。あの人は君を全力で守ろうと必死だったみたいだし」
「トーマスは殿下の遠縁に当たると言われていましたが」
どうしても訊かずにはいられなくて言うと、アーサー王子は曖昧に頷いた。
「まあ、そんなところかな」
慌てて椅子から立ち上がろうとするのを制し、彼は気軽に隣の椅子を引いて座った。
「先日は失礼しました」
とりあえず、トーマスが失礼な態度を取ったことを謝っておく。
アーサー王子は笑った。
「別に気にしてないよ。あの人は君を全力で守ろうと必死だったみたいだし」
「トーマスは殿下の遠縁に当たると言われていましたが」
どうしても訊かずにはいられなくて言うと、アーサー王子は曖昧に頷いた。
「まあ、そんなところかな」

