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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

部屋の最奥にある大きな暖炉、その前には座り心地の良さそうなソファと木製のテ―ブルがさりげなく置いてある。
同じく大理石のマントルピースには中国風の極彩色の壺が乗っており、眼にも艶やかな深紅の薔薇の花が何十本となく活けてある。
壁はオフホワイトに清楚な小花が散ったもので、所々にタペストリーが掛けられていた。
ロザリナは感激に声もなく、しばらくは部屋を見回していた。次いで室内を隈無く歩き回り、一つ一つの調度におずおずと触れた。
同じく大理石のマントルピースには中国風の極彩色の壺が乗っており、眼にも艶やかな深紅の薔薇の花が何十本となく活けてある。
壁はオフホワイトに清楚な小花が散ったもので、所々にタペストリーが掛けられていた。
ロザリナは感激に声もなく、しばらくは部屋を見回していた。次いで室内を隈無く歩き回り、一つ一つの調度におずおずと触れた。

