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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

燦めく湖を見ながら、幸せのただ中にいると思ったのに。彼と心がまた一歩近づいたと思ったのは、自分の都合の良い錯覚だったのだろうか。
城に帰ると、また二階に連れていかれた。今度はカトリーヌの部屋ではなく、別の部屋に案内される。
その部屋も大体はカトリーヌの部屋と似たような造りだった。違うのは部屋の奥に大きな姿見が置いてあることだ。どう考えても、急に持ち込んだもののように見える。
暖炉の前のソファには一枚のドレスが無造作に置かれている。
城に帰ると、また二階に連れていかれた。今度はカトリーヌの部屋ではなく、別の部屋に案内される。
その部屋も大体はカトリーヌの部屋と似たような造りだった。違うのは部屋の奥に大きな姿見が置いてあることだ。どう考えても、急に持ち込んだもののように見える。
暖炉の前のソファには一枚のドレスが無造作に置かれている。

