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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「着替えの部屋にドレスと揃えて準備しておいたんだが、忘れていたみたいだ」
あまりの事態の予想外の展開に、靴など眼に入っていなかったのだろう。
ロザリナは言われるままにしゃがみ込んで黄色の小さなパンプスに脚を入れた。靴もドレスと同様、あつらえたように脚に合う。
ロザリナは小さく喘ぎ、身体を震わせた。
違う、こんなのは私じゃない。確かに、これは女の子なら誰もが一度は思い描くような素敵な夢だ。王子さまのようなとびきりのイケメンと本物のお城、贅の限りを尽くしたご馳走にオートクチュールのドレス。
あまりの事態の予想外の展開に、靴など眼に入っていなかったのだろう。
ロザリナは言われるままにしゃがみ込んで黄色の小さなパンプスに脚を入れた。靴もドレスと同様、あつらえたように脚に合う。
ロザリナは小さく喘ぎ、身体を震わせた。
違う、こんなのは私じゃない。確かに、これは女の子なら誰もが一度は思い描くような素敵な夢だ。王子さまのようなとびきりのイケメンと本物のお城、贅の限りを尽くしたご馳走にオートクチュールのドレス。

