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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル
 我に返り、ロザリナは彼に手を引かれて、くるりと回転した。

「ドレス、よく似合っているけど、少しサイズが小さかった?」




 その言葉にトーマスの視線がじいっと胸許に注がれているのに改めて気付き、ロザリナは赤面した。小柄なのに胸が大きいのはロザリナの悩みだ。ドレスはぴったりのサイズなのに、胸回りだけが多少窮屈な気はしていた。
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