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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル

「幼い王子は女神に言われたんだ。お前を心から愛し信頼してくれる女性にめぐり逢えたら、お前は孤独から解放される」
刹那、トーマスとロザリナのまなざしが真正面からぶつかる。そこでロザリナの身体は彼の手によって、くるりと回された。
ロザリナの纏うイエローのドレスが美しい弧を描く。まるで花びらが風に舞っているかのようだ。
そこで、ふいに音楽がふつりと止んだ。
回転して止まったままの体勢で、ロザリナは立ち尽くす。トーマスがその場に跪いた。
刹那、トーマスとロザリナのまなざしが真正面からぶつかる。そこでロザリナの身体は彼の手によって、くるりと回された。
ロザリナの纏うイエローのドレスが美しい弧を描く。まるで花びらが風に舞っているかのようだ。
そこで、ふいに音楽がふつりと止んだ。
回転して止まったままの体勢で、ロザリナは立ち尽くす。トーマスがその場に跪いた。

