この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル
 それこそ女性ならば一生に一度は夢見るはずの夜なのに、ロザリナは何故か涙が溢れて止められなかった。もちろん、嬉し涙ではなかった。


「あなたは何者なの?」



 ずっと問いたかった。けれど、最後まで口にできなかった。口にしてしまえば、彼との心地良い時間が終わってしまいそうな気がしたから、このときまで眼を瞑って知らん振りをしようとしたのだ。



 シャンデリアの眩い灯りが彼の端正な面に微妙な陰影を落としている。まるで彼が見知らぬ男のように感じられてならない。
/404ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ