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真愛~美女と野獣より・孤独な王子と黄色い薔薇の物語~
第3章 真夜中のプリンセス・ベル
「ローズ、俺は何も君を騙すつもりでは」

「騙したでしょ! 私が何も知らないのがそんなに面白かった? 世間知らずの無知な女の子を騙して恋愛ごっこをするのはさぞかし愉しかったでしょうね」


 涙が後から後から溢れ、頬をつたい落ちる。ロザリナは涙を拭おうともせずに叫んだ。
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